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深く、深く。

すわたび! ~洩矢神社編~

さて、いよいよ謎めく諏訪の神々をたどる旅の始まりです。


天竜川を渡り、JRの高架をくぐって道なりに行きます。

しばらく歩くとこんな張り紙が。

諏訪では小さな祠にも御柱を建てます。諏訪大社の御柱祭に対しこれらは「小宮の御柱祭」と呼ばれ、観光客が参加できるものもあるようです。

ということで、洩矢神社御柱祭を控えていたのでこの時点では御柱はすべて撤去されていました。

奥の庚申は分かるけれど、これはなんて書かれているんだ? サ? 女?

さて、こちらが洩矢神社になります。ここで神社について確認しておきましょう。

洩矢神社とは?


むかしむかし、諏訪の地を収める洩矢(もりや、もれや)神という神様がいらっしゃいました。そんな土地に、建御名方神率いる勢力が攻め込んできます。洩矢神は鉄輪を武器に戦いますが、建御名方神の藤の枝により鉄輪が朽ち敗北。地位を明け渡し支配下に入ります。

これは(地元で)有名な建御名方神の「諏訪入り」神話です。

土着民が新勢力に服従した歴史を表しているという説や、そもそも仏教寄りの絵巻が出典で信憑が怪しいという意見もありますが、ここでは真偽はおいておきます。

で、この戦いで洩矢軍が陣を置いた場所がこの洩矢神社なのです。

とは言えこの神社、高速の建設やらで天竜川沿いから移転されています。(更に、もともと神社があったという記念碑もまた別の場所から移転されている)

もはや元の場所の特定は困難です。

境内に無骨なパイプがあるのは……御柱祭の準備だろうか。

本来ならばこういう小祠にも御柱があります。

洩矢神社にはもう一つ伝説が。天竜川付近に藤が繁殖したので、諏訪の藩主が蛍見に邪魔と切ってしまったところ、祟りがあったので城内で立派な本殿を作った。しかし大きすぎて城門から出られなかったのでやむなく縮小したとか。

御神紋は丸に一つ柏。これは物部守屋神社と関係があるのでしょうか?

それだと仏塔のようなものがあるのはおかしい気もしますが……

補足
今のところ諏訪の「守矢氏」と「物部守屋」との関係を明確にする記述は見つかりません。どれも憶測程度でしょうか。

物部守矢神社には御柱が無いので諏訪神と無関係?

手水舎の幣帛を見れば分かりますが、ちょっと風が吹いていました。


蛇足

本殿のすぐそばには絵馬があります。

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個人名等があるので低解像度ですが、それでもクオリティの高いイラスト絵馬があるのが分かると思います。

ここ、諏訪地域は某ゲームのモチーフとされていて、その聖地巡礼が盛んな場所でもあります。

ただし原作者さんの意向で派手な行為は非推奨とのことなので、巡礼目的で参拝をご検討の方はご注意を、と一応記しておきます。


参考サイト

洩矢神社(岡谷市橋原)《洩矢神社と藤島社》
【洩矢神社】もう一つの国譲り - ヘソで茶をわかす
洩矢神社 (長野県岡谷市) ( 長野県 ) - アイエエエエ! ジンジャ!? ジンジャナンデ!? - Yahoo!ブログ

諏訪の神に関係する(かもしれない)とは言え、産土紙を祀る小さな村社なのであまり情報は多くありません。

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